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AI PATTERN

1月22日読売新聞にAI PATTERNが掲載されました。


〜AIファッション続々。柄、モデル画像作成 業界指針など課題〜

 ファッション業界で生成 AI(人工知能)の利用が広がってきた。ショーで披露された最先端の服に取り入れられているだけでなく、一般に流通する服作りにも活用が始まっている。ただ、模倣や盗用を防ぐための国や業界の指針などはなく、課題も残る。(梶彩夏)

 デザイナーの久保嘉男さん(50)=写真=が生成 AIを活用するのは2シーズン前から。「旬の技術で新しい服を作ったら面白い」と取り入れたが、 AIの提案には必ず手を加えて独創性を出す。24年秋冬向けの作品では「風船」と指示してAIが提案した柄に、久保さんが陰影をつけて膨らんでいるように改良した。「完成像はデザイナーがイメージできている必要がある」と語る。

ファッションに特化した文章・画像生成AIツール「メゾンAI」は、ひな型の画像を選んだり文章で指示を出したりすると、使い手のイメージに沿った柄や模様、 モデル画像などを作成する。開発した企業「オープンファッション」(東京)は24年からコンテストを開催。11月に発表された第2回の入賞作品は、モデルも背景もAIが作った画像ながらリアルさも感じさせる完成度だった。

 ショーやコンテストにとどまらない。繊維商社大手「豊島」(名古屋市)が24年1月に発表した自社開発のシステム「バーチャルスタンダード AIパターン」は、既にアパレル大手で新商品開発に用いられているという。

10種類のひな型から、例えば「花柄」を選んでキーワード「フレッシュ」などを選択すると、1~2秒で約100種類の柄がAIから提案される。
修正も容易だ。同社でデザイン企画を担当する加藤諭さんは「クリエイターが発注元の要望に沿って修正を繰り返す時間を半減でき、質の向上につながった」と話す。

 経済産業省によると、ゲームやアニメ、広告といったコンテンツ産業向けに、生成 AIの活用実例や法的な対応策を示したガイドブックを24年に作成したが、ファッションに特化した指針はない。ガイドブックなどを参考に各メーカーやブランドが判断する現状だ。

「生成AIの導入によって、今までにない世界観が生み出される可能性がある一方、人間の創造性が弱まる恐れもある」と、一般社団法人「日本ファッション・ウィーク推進機構」事務局長の古茂田博さんは指摘する。
ファッションデザインの模倣や盗用とその対策は、AI登場以前からの業界の課題だ。「海外の動向も注視しつつ、必要な議論を深めたい」と話す。

◎はヨシオクボ提供
■はオープンファッション提供
写真=「ヨシオクボ」のつなぎ。生成AIを使ってレーシングスーツの柄をデザインした◎
写真=AIの提案に久保さんが手を加えた風船柄◎
写真=最優秀賞「WHITE PEACOCK」、デザイナーは「metronovon」
■写真=優秀賞「Metropolitan Couture」、デザイナーは「やまちゃそ」
■写真=優秀賞「東京衣家飾AI図屏風/令和琳派」、デザイナーは酒井聡
■写真=「豊島」のシステムを体験(東京都内で)

【ライフスタイル提案商社】豊島株式会社

1841年創業。180年を超える実績を礎として、時代の変化に応じて事業領域を拡大。 グローバルな原料手配から最終製品の企画・生産管理・納品まで、ファッション産業のサプライチェーンを総合的に担います。また持続可能なライフスタイルを提案する企業として、Society5.0の社会に向かってサステナブル素材や機能的な商品の開発を進めるとともに、テックベンチャーへの投資や提携を通じてインフォメーション・テクノロジーを活用したサービスの提供を進めて参ります。 2019年より「MY WILL(マイ・ウィル)」をステートメントとし、当社の姿勢を打ち出しています。

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