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ファブリックジーニー

豊島、アパレル企画の支援ツール AI活用で迅速にデザイン


~従来のアパレル製品の採寸作業を革新的に短縮~

 豊島は、AI(人工知能)技術を活用した最先端の服作り「バーチャルスタンダード」シリーズを打ち出す。3D・CGによる製品画像と、アバターモデルが着装した画像を生成するアパレル企画支援サービス「バーチャルスタンダードファブリックジーニー」(ファブリックジーニー)が代表例。 【関連記事】豊島「フードテキスタイル」 内閣府の公式SNSで紹介  ファブリックジーニーはユーザーがアイテムや生地、色・柄などを選択することで画像を生成し、製品企画における迅速なデザイン作成を可能にするもの。AI技術により、リアルな生地イメージと3D製品画像を瞬時に生成する。直感的で簡単な操作が可能なUI(ユーザーインターフェイス)で、素材やカラー、パターンを選択するカスタマイズ機能に優れている。

 これに合わせて、画像AIソフト「バーチャルスタンダードAIパターン」を使い、多様なパターンを作成する。 これは、フラワーやドット、ボーダー、ストライプなどの柄をベースに、「可愛い」「センスのある」「不揃い」など46のキーワードからデザイナーの感性や、 ブランドイメージに沿った柄を絞り込んで提案する。更に3D・CGデータの学習機能を活用することで、より高精度な質感の再現性が可能になるという。


 アパレル製品の採寸作業を自動化する装置「バーチャルスタンダードAIメジャー」は、専用カメラで製品を撮影するだけで、数秒で採寸が完了する。 採寸箇所はモニター上で調整し、30カ所のカスタマイズチェックができる。データは保存され外部システムとの連携が可能だ。

 現在開催中の総合展では、生成AIによって創作したファッションウェアを披露した。 AIファッション企画プロデュース会社のスタジオ・ディ・オー・ジー(東京)と協働。プロンプト(画像を生成するための言葉)を入力するだけで、動画映像や音楽を創造するAIファッションの進化を見せた。


繊研新聞2024年7月23日掲載
繊研新聞HP https://senken.co.jp/posts/toyoshima-240723

【ライフスタイル提案商社】豊島株式会社

1841年創業。180年を超える実績を礎として、時代の変化に応じて事業領域を拡大。 グローバルな原料手配から最終製品の企画・生産管理・納品まで、ファッション産業のサプライチェーンを総合的に担います。また持続可能なライフスタイルを提案する企業として、Society5.0の社会に向かってサステナブル素材や機能的な商品の開発を進めるとともに、テックベンチャーへの投資や提携を通じてインフォメーション・テクノロジーを活用したサービスの提供を進めて参ります。 2019年より「MY WILL(マイ・ウィル)」をステートメントとし、当社の姿勢を打ち出しています。

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