人工知能(AI)× トレンド柄
豊島は、人工知能(AI)を活用し、人の感性と基になる柄の 情報を組み合わせることで、数千のパターンの柄を生成AIが自動 で制作するシステムの提案を開始した。
ファッションブランド、クリエーター、プリントサービス事業者 などに同システムの導入を促し、業務効率の改善や新しい発想 のヒントにつなげてもらう。 柄を生成AIで作るサービスで、柄の種類ごとに、「かわいい」「現 代風な」「清潔感のある」といった好みを表現する46のキーワード を設けた。加えて「ノーマル」「やや」「かなり」の3段階で強弱の 程度を選べるようにした。これらを選択すると、1~2秒で柄が完 成する。同システムでは、独自に作成したプリントアートを豊富 にそろえている。 同社は、3次元(3D)技術を駆使してアパレル生産の効率化に 取り組む事業「バーチャルクロージング」を推進する。 3Dモデリングの多様な活用も勧めている。 昨年には渋谷パルコ(東京都渋谷区)での「NFFT2023ジェネラ ティブAI✕ ファッション展」に参加し、AIが生成した デザインを3Dモデリングで具現化する役割を担った。
繊維ニュース2024年2月14日掲載
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