3D・CGを活用した服作りのコンテスト「第4回ファッション3DCGアワード」が9月28日、豊島・東京本社で開催され、大賞に太田倫子さんの「ゴスパンク」が選ばれた。
アワードの主催は豊島、東京ファッションテクノロジーラボ(TFL)、ベルエポック美容専門学校。
開催目的はアパレル産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する主力技術の3Dモデリングの認知浸透や、新たなクリエイターの輩出、技術の向上。対象はベルエポック美容専門学校のトータルビューティ科ファッション専攻の学生。TFLの授業「ファッションIT演習」を通じて3D・CGによる服作りに取り組んだ。
デザイン作成のプロセスではコンセプトワーク、ディレクションでTFLが派遣する講師チームがサポートした。
大賞に選ばれた太田さんは「ダークでミステリアスな雰囲気を表現した。スタッズやダメージ加工など細やかな表現にこだわった」などと作品を紹介した。審査員には豊島の渡辺哲祥デザイン企画室室長兼DX推進室室長、TFLの市川雄司代表取締役、特別審査員はウィゴーの望月大作取締役。
渡辺氏は「3D・CGはAI(人工知能)との連携で、新しい市場創出の機会が生まれている。ファッション業界の未来につながる」と述べた。
繊研新聞HP https://senken.co.jp/